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「陰の首相」仙谷由人 [状況と認識]

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《想像界》の眼で《第1〜100次元》の《真性の人格》
《象徴界》の眼で《第8次元》の《真性の人格》
《現実界》の眼で《第1〜100次元》の《真性の人格》

《現実界》の人格
液体人間=近代人
《シリアス人間》《ハイアート的人間》

シニフィアン(記号表現)的人間。
『真実の人』

 


自由民主党の政権が終わる事を、長い間待っていて、夢を見ていて、それがかなえられなくて疲れていた私にとって、市民運動家出身の管直人首相と、全共闘運動家であった仙谷幹事長の政権の成立は、時代の大きな展開で、歓迎すべきはずのものでした。

 

しかし、最近の仙谷幹事長の暴言に見られるように、それは、崩壊して行く日本をつなぎ止めるようなものではなくて、崩壊を加速するものに過ぎないのです。最初に上げた彦坂尚嘉責任の人格分析に見られるように、《象徴界》の人格が《第8次元 信仰領域》だけなので、この単層性が、問題を生んでいるのです。

民主党の代表選挙で、民主主義的に選ばれた菅直人首相が、首相の答弁も出来ない無能性を露呈しているわけですが、管首相という無能首相を選ぶシステムこそが愚衆政治と呼ばれるものなのです。そしてまた首相にかわって答弁する仙谷幹事長の人格に問題があるという、そういう人材不足の中に、日本の政治はあるのです。

 

しかし選挙による民主主義というシステムを変えられない以上、この愚劣さの中を生きて行くしか私たちには道はないのです。ならば私的に生きたいと思います。

私的には、現在の歴史変動に、日本の政治が対応していないように見えます。第2次世界大戦後の政治的な枠組みは「ヤルタ体制」と呼ばれるものでした。この「ヤルタ体制」の枠組みの中で、現在も続く「平和憲法」が作られたのです。しかし1991年のソヴィエトの崩壊によって、「ヤルタ体制」は終わりました。それによって「平和憲法」もまた、賞味期限を終えたのです。憲法改正が必要なのです。

 

しかし現在の日本で、憲法改正を成立させる政治勢力はなくなったのです。このままいけば「平和憲法」は1000年続くでしょう。しかしそれは、これから起きてくるアジアの政治軍事情勢に対する適応能力を欠いた事態になって行くでしょう。今日の新しい情報化社会の時代に適応した憲法を制定するための、思考訓練が必要なのです。


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衆院予算委 「陰の首相」仙谷氏の独演会

2010/10/14 00:24

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衆院予算委員会で民主党の川内博史氏の質問に答える仙谷由人官房長官=12日午前、国会・衆院第一委員室(酒巻俊介撮影)

 

衆院予算委員会で民主党の川内博史氏の質問を聞く菅直人首相は疲れた様子=12日午前、国会・衆院第一委員室(酒巻俊介撮影)
衆院予算委員会で民主党の川内博史氏の質問を聞く菅直人首相=12日午前、国会・衆院第一委員室(酒巻俊介撮影)
首相を差し置いて答弁する仙谷由人官房長官(右)。「陰の首相」の独演会に野党からため息が漏れた =13日午後、国会・衆院第1委員室 (酒巻俊介撮影)

 衆院予算委員会が仙谷由人官房長官の「独演会」となりつつある。質問者が菅直人首相に答弁を求めても割って入り、声を荒らげたり、けむに巻いたり、逆に質問したり…。「陰の首相」との“異名”では不満なのか、政権の「顔」として振る舞う異様な姿に、衆院第1委員室は虚脱感だけが漂った。(酒井充)

 

 「公明党の山口那津男代表が船長の釈放に肯定的な談話を出され、大変感謝しております」

 13日午後、公明党の遠藤乙彦衆院議員が尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件の初動対応をただすと、仙谷氏はまず山口氏に賛辞を贈って追及をかわし、本題と関係のない宮崎県での口蹄疫(こうていえき)対策などをとうとうと説明、答弁に5分を費やした。

 仙谷氏は12日の衆院予算委初日から出ずっぱりだった。質問者が首相の答弁を求めても後ろに座る仙谷氏が手を挙げてすかさず答える。中井洽(ひろし)予算委員長は首相が手を挙げても申し合わせたかのように仙谷氏を指名。「首相に答弁を求めているんだぞ!」。野党から盛んにヤジが飛ぶが、一切耳に届かないようだ。

 首相も自らの答弁に自信がないのか、仙谷氏の代弁に満足している様子。後ろの仙谷氏を振り返りつつ、遠慮がちに手を挙げることもしばしばだった。

 12日の予算委では自民党石原伸晃幹事長が尖閣諸島への民間人立ち入りの是非を問うと、仙谷氏が「原則として何人も上陸を認めない」と答弁し、首相は「官房長官の答弁の考え方で対応することが適切だ」と同調しただけだった。

 仙谷氏は弁護士の経歴をいかんなく発揮する。肝心な部分ははぐらかし、質問者に逆質問することも少なくない。

 12日には石原氏が「弱腰外交」と批判すると仙谷氏はこう答えた。

 「別に弱腰だと思っていない。柳腰というしたたかで強い腰の入れ方もある」

 自分でもうまい言い方だと思ったのか、仙谷氏はにんまりしたが、13日になって逆襲を受けた。自民党鴨下一郎元環境相は「柳腰とは細くてしなやかな腰、多くは美人の例えだ」と誤用を指摘、撤回を求めた。

 仙谷氏は中座して不在だったが、13日午後の記者会見で「柳腰」発言を撤回しない考えを表明。理由を問われると、なぜか1905年の日露戦争の講和条約「ポーツマス条約」について5分間も独演し、「ロシアから賠償金も取れずに条約を結んだのはけしからんといって日比谷公園が焼き打ちされる大騒動に発展した。(衝突事件でも)釈放や逮捕だけ取り出してどうのこうのと声高に叫ぶことはよろしくない」と奇妙な結論で結んだ。

 仙谷氏も12日は出しゃばりすぎたと思ったのか、13日は控えめに振る舞ったが、自らのディベート能力をひけらかすような答弁に与党席にもしらけムードが漂う。いくら屁(へ)理屈を駆使して追及をかわしても国民の支持が高まることはない。



野党、一連の「仙谷発言」に猛反発 官房長官に不適格だ 健忘症なら診断書を 

産経新聞 10月20日(水)7時56分配信

野党、一連の「仙谷発言」に猛反発 官房長官に不適格だ 健忘症なら診断書を 
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仙谷由人官房長官(左)の発言をめぐり、野党はこの日も「傲岸不遜」などと猛反発した=19日、衆院本会議場 (酒巻俊介撮影)(写真:産経新聞)
 ■問責決議案も視野 

 仙谷由人官房長官の度重なる「品位を欠く」発言に対して、野党がますます反発を強めている。仙谷氏は19日の記者会見でも、尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件に関する仙谷氏との電話での会話内容を暴露した自民党の丸山和也参院議員を「いいかげんな人」と批判。これに対して、野党は「図に乗っている」などと、態度を一段と硬化させた。対立は激化の一途をたどり、野党は仙谷氏に対する問責決議案の提出も視野に入れ始めた。

 「乱暴な答弁が多い。自分のことを棚に上げて侮辱的な発言をする」(石原伸晃自民党幹事長)、「強圧的で傲慢(ごうまん)にみえる」(漆原良夫公明党国対委員長)、「問責決議案に値する」(渡辺喜美みんなの党代表)−。一連の仙谷氏の「乱暴」な答弁に対し、野党幹部は19日、相次いで批判の声を上げた。

 丸山氏が18日の参院決算委員会で中国漁船船長の釈放をめぐり、仙谷氏が電話で「APEC(アジア太平洋経済協力会議)が吹っ飛んでしまう。属国化は今に始まったことでない」と言ったと紹介したのに対し、仙谷氏は「健忘症なのか分からないが、会話の内容は全く記憶にない」とけむに巻き、19日の記者会見で丸山氏について、「いいかげんな人のいいかげんな発言については、全く関与するつもりはない」と反撃した。

 これが野党の怒りを増幅した。参院自民党からは「どういう理由でいいかげんだと思うのかを追及しなければならない」(世耕弘成幹事長代理)と反発。同時に「健忘症が官房長官に就くのは不適格だ」(国対関係者)と、診断書を提出させることも検討する。

 一方、民主党にも仙谷氏の言動を問題視する動きがある。14、15両日の参院予算委員会で、報道をもとにした質問を「最も拙劣」と批判したり、民主党政権を批判した官僚を恫喝(どうかつ)したとも受け取れる発言をしたりしたことについて、参院予算委の前田武志委員長(民主)は19日、仙谷氏を呼んで厳重注意。平田健二参院幹事長は同日の記者会見で「閣僚が慎重に的確に質問に答えるのは当然。迷惑千万だ」と苦言を呈した。

 仙谷氏は、前田氏に陳謝し、25日の同委で謝罪することになったが、仙谷氏は19日の記者会見で陳謝するかどうかは「次の予算委で明らかになる」と、ここでもはぐらかした。

 野党各党は20日に国対委員長が会談し、今後の国会対応を協議する。小沢一郎民主党元代表の証人喚問や中国漁船衝突事件のビデオ映像公開で足並みをそろえつつある中、仙谷氏の問題発言は菅直人政権を揺さぶる新たなカードとなった格好だ。

 自民党はさらに、衆院北海道5区補欠選挙で自民党公認候補が優位との情報があることを弾みに、攻撃をさらに強める構えだ。仙谷氏に対しては参院議院運営委員会での謝罪も求めていくほか、平成22年度補正予算案に協力する条件として自民党が提出する財政健全化責任法案を民主党が丸のみすることも迫る方針だ。


 



 


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