般若の面の超一流(第41〜50次元)(校正1) [皇居美術館空想]
皇居美術館空想
ネットの上に築かれる超一流の名品を集めた画像空想美術館
彦坂尚嘉によるシュミレーション作品画像
オリジナルの名品画像は、下をクリックしてください
現代で作られている能面の多くは、彦坂的に『アートの格付け』をすると《第8次元 信仰領域》のものです。つまり良いと信じる人には、良いと見える、そういうものに過ぎなくなっています。
古典的な能面は、もちろんもっと良いものがあって、それらのほとんどは《第1次元 社会的理性領域》のものです。
国立能楽堂の開場25周年を記念して奈良で開催された『国立能楽堂コレクション展』に出品されていた” 般若の面 ”は4面有りましたが、その内2面は一流、つまり第一次元の面でした。
1流を超えて名品、つまり超1流作品、正確には超次元の倒錯した《第41〜50次元》の名品が1面ありましたので、ご紹介します。いまのところ、この1面しか、《第41〜50次元》の名品というのは見つかっていません。《一流》のものが大半で、本当に優れた超1流の能面の数はきわめて少ないのです。
真蛇
画像出典:『国立能楽堂コレクション展』カタログ 26頁
『アートの格付け』
彦坂尚嘉責任による[真蛇]の芸術分析
《想像界》の眼で《第41〜50次元》の《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《第41〜50次元》の《真性の芸術》
《現実界》の眼で《第41〜50次元》の《真性の芸術》
《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な表現。
固体と絶対零度の2様態をもつ多層的な表現。
《シリアス・アート》《気晴らしアート》の同時表示。
《ハイアート》と《ローアート》の同時表示。
シニフィアンとシニフィエの同時表示。
理性脳と原始脳の同時表示
《透視立体》 オプティカル・イリュージョン【A級美術】
《原芸術》《芸術》《反芸術》
《非芸術》《無芸術》《世間体のアート》の概念梯子が有る。
《原大衆芸術》《原イラストレーション》
《原デザイン》《原シンボル》の概念梯子が有る。
貴族の芸術と大衆美術の同時表示。
作品空間の意識の大きさが《村》である。
《愛玩》《対話》《驚愕》《信仰》という鑑賞構造4つが有る。
情報量が50である。
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これは般若という名前ではなくて、「真蛇/shinja」という面です。
カタログの「作品解説」によると、16世紀、室町時代のものです。
さて、般若の面といのは、「嫉妬や恨みのこもる女の顔」です。
能では、葵上や道成寺などで般若の面が用いられていますので、
その一つのYouTube画像をご覧ください。
2分15秒過ぎ位から般若面が登場しますので◎を動かしてください。
2010-12-07 01:42
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