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バーネット・ニューマン展(川村記念美術館)[2/3] [建築系美術ラジオ]

建築系美術ラジオ

収録日時:2010年9月18日
収録場所:川村記念美術館内レストラン
収録時間:15分08秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:7.1MB
PLAY出演者:栃原比比奈+江藤靖子+彦坂尚嘉+天内大樹

川村記念美術館での「バーネット・ニューマン展」(開催中~10.12.12まで)の批評の続きです。引き続き、彦坂さんから、一見、ニューマンの作品はピエト・モンドリアンの作品に見られる、厳密な面分割のといったデザイン的要素があるようで、実際に鑑賞してみると実はデザイン的要素や画面の構築性といったものは見られないとの感想が。これについては、戦後アメリカ美術、特に、抽象表現主義というのは、同時代のマーク・ロスコにも見られるように、戦前のヨーロッパの抽象美術を通俗化を図ったもので、バーネット・ニューマンの作品も漏れなく当てはまっているという解説をして頂きます。また、話題は作品の「大きさ」へと再び戻りますが、作品の巨大化には、プロパガンダの要素がとても大きいという背景があり、明治以降に誕生した西洋画に対する日本画にも共通して作品が巨大化する傾向があったのでした。(編集部)

・出演者プロフィール
栃原比比奈(とちはら・ひいな)
1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展。

江藤靖子(えとう・やすこ)
東北芸術工科大学美術科日本画コース4年。

・関連項目
川村記念美術館バーネット・ニューマン展


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